日: 2020年4月26日

愛を奪うやつらは、いったい誰だ

愛を奪うやつらは、いったい誰だ

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ご近所の公共施設に咲いていた白いハナミズキです。人には会えないお散歩ですが、日ごろは気づかなかった出会いがあります。

皆さん、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第5回です。

国民一人当たり10万円が支給されるとのことで、大急ぎで制度が作られています(現時点では仮称ですが、特例定額給付金、というそうです)。

制度にかかわる公務員の皆様、本当にお疲れさまです。

支給方法については、総務省がサイトで告知していますので、しっかり確認しておきましょう。

https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html

大きく言うと、方法は(1)郵送されてくる申請書類に振込先口座を記入して市区町村に郵送する郵送方式、(2)マイナンバーカードを利用したオンライン申請、の2つのようです。

どちらも、必要書類もあるようです。

申請期間は市区町村が定める受付開始日から3か月ですから、忘れずに申告しましょう。

さて、総務省警察庁でも注意喚起されていますが、こういう時には必ず、制度を悪用する詐欺師たちが現れます。

詐欺師たちがこういう制度を利用して詐欺をおこなうときは、公務員(自治体職員、総務省金融庁など)、裁判所、金融機関、はたまた携帯電話会社などのふりをします。

方法は、直接訪問、電話、はがき、メール、携帯電話のダイレクトメッセージなど様々な方法があります。

 

詐欺師たちは知っています。

私たちは、公務員などの信用性の高そうな肩書を名乗られると、ほとんど無条件に信用してしまうのです(心理学では、ハロー効果と言います)。

振り込め詐欺でも、「金融庁」を名乗って自宅に訪問してきた詐欺師たちに対して、騙されて銀行のカードを渡して暗証番号を教えてしまうことが多発した時期がありました。

彼らの演技はそれなりに巧妙ではあるのですが、やはり、嘘でも肩書の効果が大きいでです。

今制度を支えるために頑張っている公務員の皆様のためにも、公務員を名乗って近づいてくる詐欺師たちは、十分に警戒しなければなりません。

 

愛を奪うやつら、それは偽公務員だったりする

 

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割れた画面には、最初から愛はなかった

割れた画面には、最初から愛はなかった

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娘が選んだマーガレットで、水の上に小さな花束を。

皆さん、こんにちは。愛で世界を語るブログ、第4回です。
スマートフォンタブレットの画面が割れている方はいらっしゃいますか。こんな風に。

割れたスマホイラスト

割れていてもそのまま使われる方も結構いらっしゃるかと思います。

最近、これを利用した「割れ割れ詐欺」が流行っています。

どういうやり方かというと・・・

1 街中で、スマホを見ながら歩いていたら、突然人にぶつかる。

2 ぶつかってきた人がスマホを落とす。

3 「大丈夫ですか。」と声をかけると、「スマホの画面が割れてしまった。弁償しろ。」と言ってくる。

4 その場で現金の支払いを求めてくる。

といったものです。

「割れ割れ詐欺」には、様々なバリエーションがあります。

たとえば・・・

 

〔挟み撃ち〕

広い歩道を自転車で走っている人を狙い、詐欺師たちが挟み撃ちにする方法です。

詐欺師たちは、ターゲットになる自転車が自分たちに向かって走ってくると、2人で連れだって歩きながら、わざと歩道の真ん中を広く開けて、自転車が2人の間を通過するように誘導します。

そして、いざ自転車が通過しようとすると、突然進路を狭めてどちらかがぶつかってきます。

そして、どちらかがスマホをわざと落とし、「画面が割れた~」と言いがかりをつけてくるやり方です。

詐欺師も全員が引っかかるとは思っていません。

ただ、「もしかしたら、本当かも。」と考える良心的な人がいたら、凄んだり、泣き落としたりして一気に金をせしめるのです。

 

〔面接方式〕

詐欺師は、バイトの面接を装って相手を呼び出します。

そして、カフェなどで話をしている最中、詐欺師がタブレットを手渡すふりをして、相手が手を伸ばして来たらわざと落とします。

そして、「あ、画面が割れてしまった。」などと話し、「修理費用は、バイトで採用したら、バイト代から差し引きます。」などと言ってきます。

こちらは、バイトへの申込み自体は著名なサイトを経由していたりするので、社会人経験の浅い方に「本当かも」と思わせる作戦です。

「支払わないなら訴えるぞ。」「こちらは裁判費用がいくらかかっても構わない。」

などとしきりに圧力をかけてくる不埒な輩もいるようです。

 

念のため申し上げるなら、裁判になれば、費用もかかりますし、「ぶつかったり、落としたりする前は、画面は割れていなかったこと」を詐欺師たちが証明しなければなりません。

当然、そんなことは不可能なので、本当に訴えられることは絶対にありません。

 

もしこんな割れ割れ詐欺に出会ってしまったら、「本当かも。」などと考えてお金を払ってはいけません。

まず、歩きスマホはやめましょう。

詐欺師は歩きスマホしている人を狙っています。

〔挟み撃ち〕ならさっさと自転車で通り過ぎてしまえばよいです。

また、〔面接方式〕なら、周囲の大人に相談しましょう。

 

割れた画面には、最初から愛はなかった。

 

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