コンプライアンス、そのさりげない愛
こんにちは、皆様。世界を愛で語るブログ、第54回です。
今日は、私が生業にしているコンプライアンスについて、ちょっとだけご紹介します。
コンプライアンスは、超絶心配性の方向けのお仕事です。
おおむね、リスク管理と同義語です。
このお仕事の要諦は
1 情報収集
2 リスクアセスメント
3 リスク対策立案実行/事件処理
4 モニタリング/レビュー
みたいなことを回していくのですが、心配性の方でないと、2が深くできません。
攻めの性格の方が、ずんずん進んでいくなか、どうしても見落としたり、たぶん大丈夫、と思うところに落とし穴がないかを点検してくようなお仕事です。
それだけでなく、この方法は法律で禁止されてるからダメだよね、、、と思われるところに道を作るような攻めの仕事をすることもありますが、これも、かなり綿密なお仕事でして、強引さが命取りになることしばしば。
そして、何より、リスク管理を完璧にやると、リスクが発現しないので、逆に、同僚にさえ評価されにくいという難しさがあります(笑)。営業は、稼げば稼ぐほど、高得点。リスク管理は、なにもないのが満点だけど、見た目には0点。
なので、割りと雑にリスク管理をして大きな事件になったのを、大金で解決してくれる弁護士さんが有名になったり(大したことしてないですよ(笑))。
本当に腕のいいリスク管理者を理解してくれる人は、業界にしかいないかも。
よく、リスク管理はお医者さんにたとえられます。大病も、小さちうちに発見して、何事もないかのように簡単に治してしまう、あるいは病気にならないようにする、それが本当の名医。
でも、気づかずに、大病を発症させてから、手術でなんとかかんとか治す医者がいると、手術の腕がすごい、とそちらが評価される、というようなイメージですね。
本当のプロの仕事はさりげないゆえ、なかなか理解されない(自分の腕がいい、と思っているのではありません。)。どんな仕事でもそうなのかも、と思います。
やはり、愛も同じなのか、、、(でも、ちゃんと伝えよう)
もっと深い愛は、さりげない愛
世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。