起こし愛

娘画伯の作品です。何の絵でしょう?答えは最後に。

皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第92回です。

私は、実は、セミナーとか会議とかがすごく苦手です。

普段睡眠時間が短いからか、居眠りしてしまうことがままあるので、いつも緊張して飴とかお茶とか、眠気覚ましグッズを手放せません。

私のような人、いらっしゃいますか、、、。聖書の中にはいます。私のような人。

世界一有名な居眠りをした人。その名はユテコさんです。

ユテコさんは、新約聖書の使徒行伝の中に登場します。

使徒行伝では、世界を飛び回り、イエス様の教えを広めた超人的なバイタリティーを持つ使徒、パウロ先生が活躍します。

パウロ先生は、熱意とバイタリティーが半端なく、当時の地中海世界を飛び回りながら、どこに行っても夜中まで熱弁し、人々と議論し、壇上で演説し、牢屋に入れられても手紙を書きまくり、死ぬまで働き続けました。

パウロ先生が行くところ、いつも夜中まで人が集まり、パウロ先生の話にみんな熱心に耳を傾けていました。

皆様、お気づきになりましたでしょうか。そうです。そんなパウロ先生についていくと、、、眠いのです。

とにかくバイタリティーがあるから、ついていく方もたいへんなのです。熱意があるから、ついていく。ついていくけれども、やはり、、、眠いのです。

心は熱くなるが、体は、、、眠いのです。

ユテコさんは、(たぶん)熱意ある若者で、トロアスという町で、建物の3階の部屋でパウロ先生の熱弁を一生懸命聞いていたのですが、、、あんまりにもパウロ先生の話が長いので、、、ぐっすり寝てしまいました。

そして、3階から落ちてしまいました。パウロ先生のおかげで一命をとりとめましたが、このできごとから、居眠りで(たぶん)世界一有名になってしまいました。

でもそんなユテコさん、誰が責められるでしょうか。。。少なくとも私は責められない。。。

※なお、建築基準法には窓について、落下防止策を規定する基準はなく、現代でも落ちたら完全に自己責任、となってしまうおそれがあります。ていうか、そもそも危険なので、高いところの窓に腰かけるのは絶対やめましょう。

たとえば、牧師さんがみんなの前で説教しているときに、それまでの脈絡と全く関係なく、突然、「ところで、新約聖書で生き返った人が3人いるのですが、その一人がユテコです。ユテコは寝ていて3階から落ちました。」などと言うときは、聴衆の誰かが寝ているケースが考えられます。

たぶん、世界中どこでもそうだと思いまふ。知らんけど。

そういうときは、遠隔的な表現で教えてくださった牧師さんの意を汲んで、寝ている方をそっと起こしてあげるのが、まさに起こし愛です。

ちなみに我が家では、妻氏は全く説教などでは居眠りをせず、私が危なくなると起こしてくれていました。

しかも、最近は、8歳の娘まで、私が危うくなると、ニコニコしながら気合い入れてくれるので、ますます気が抜けません。

起こし愛

さて、恐るべき成長を遂げている娘画伯の絵ですが、正解は、鷲と、鷲につかまれた猪でした。豚と思った方、すみません。これが画伯の世界です(* ̄∇ ̄*)

世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。