チャンスと反応と

いらすとやさんは世界を制す。なお、ラグビーのイラストは女性版もありました、、、。

皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、2021年第6回です。

同じSail of the Lord Churchに通うエドワードJr.さんのブログで、倒れても回復する方法について書かれていました。

https://atoz2020.hatenablog.com/entry/2021/01/12/183638

実は、私が昔10年ほどプレーしたラグビーという競技は、「倒れてもすぐに立つ」競争みたいな競技です。

ラグビーのことを話してもいいでしょうか。。。ダメだという方は、今回はスルーしてください。

ラグビーという競技は、走る→ぶつかる、押す→倒す、自分も倒れる→立つ→走る、を1サイクルとする運動を、ひたすら繰り返す競技です。

近年のラグビー選手に要求されるのは、単純に走るのが速い、ぶつかるの強い、の他に、このサイクルについて、(1)どれくらい1サイクルを速くできるか、(2)どれくらい休まず繰り返せるか、という能力になります。

(1)の1サイクルを速くするため、ポイントになるのが、「倒れる→立つ」のスピードです。これをラグビー界隈では、「Reload リロード」といいます。リロードの速さは、選手の能力を測る重要な数値として定着しています。

また、ざっくりいうとこの1サイクルを「1フェイズ」といい、これを何回も何回も繰り返して我慢比べをして得点するのが、近年のラグビーの中核的な戦術であり、そのため、(2)どのくらいミスなくこれを繰り返せるかも、チームと選手に重要なポイントになります。

すみません。今日はマニアックに突き進みます。

さて、1月11日に、大学ラグビー日本一を決める大学選手権の決勝戦がありました。

結果はご存知のとおり、天理大学の初優勝でした。昨年度優勝の早稲田大学、その早稲田大学に今季唯一勝利していた明治大学に完勝しての、文句無しの優勝でした。

天理大学は、人材に恵まれないにもかかわらず、近年急速に力をつけてきたことでとても注目されました。

私は、やっぱり人材に恵まれない天理大学は、定石通り、リロードを鍛え、またフェイズを重ねても耐えられる体力で勝負きてきたのかなーと漠然と考えていました。

しかし、天理大学の監督さんのインタビューによれば、天理大学の勝利のポイントは、そこではなかったのです!

天理大学の勝利のポイント、それは、

機会を逃さないこと

の一言に尽きるそうです。ピンチでもチャンスでも、「ここがポイント!」と思ったら、全員が反応し、素早く仕掛ける。そしてピンチは未然に防ぐか、最小限の傷で収め、チャンスは絶対に逃さない。

天理大学はこれを「リアクション・スピード」と名付け、このリアクション、つまり、反応に命をかけていたそうです。

これは、ラグビーで近年重視されている「ターンオーバー」すなわち攻守の切り替え狙いとも似ていますが、さらに洗練された「チャンス」「ピンチ」への嗅覚の共有という感じでしょうか。

これができる組織は、ラグビーに限らず、強いですよね。

そのためには、練習中から「チャンス」「ピンチ」、どちらの機会も、いつきてもいいように絶え間なく意識し続けるしかないんだとか。

勝つには、これか。

いや、愛を語るブログなんですけど。

ただのラグビー愛

世界を愛で語るブログでした。いや、すみません。本当にたまに書きたくなるんです。許して下さい。読んで下さった方、感謝感激でございます。