人にはどれだけの土地がいるか

作画の小林豊さんのサイン入りの絵本が我が家にあります。

こんにちは。

私はトルストイの絵本が好きです。娘が小さい頃にもたくさん読み聞かせをしました。

一番娘が好きだったのは、「くつやのマルチン」でした。

マルチンという貧しい靴屋が、自分も貧しいのにもかかわらず、イエス様のおっしゃったとおりに、人々に施し、優しい心で接します。すると、実はその人々を着てイエス様が現れていたのだ、と、イエス様が夢で現れて、教えて下さったのでした。イエス様に会えた!マルチンは感激のクリスマスを過ごします。

「人にはどれだけの土地がいるのか」はまるで、これと対になるような絵本です。自分の土地を持たない農夫が、自分の土地を持ちたいと欲張り始め、人々への憐れみの心を失います。

そして、次々とおいしい話が持ちかけられ、あれよあれよという間に大きな土地を手にして、最後にはとてつもなく雄大な土地を手にしそうになりますが、そこで、力尽きます。

そこに、悪魔が現れ、おいしい話を持ちかけたのはすべて悪魔であったことを種あかしし、農夫を嘲笑います。

そして、農夫は手に入れた土地を使う間もなく死んでしまい、たった2mの土地に葬られるのです。農夫の召使いは「人は、最後にこれだけの土地があればいいのだな。」と呟きます。

人の心を失ってまで、得る土地とはなんでしょうか。

どんな人にも、家族があり、愛する人たちがいます。

自分のことのように感じられるかの強度に違いはあっても、やはりこの地球上に戦争があることに心が痛みます。

キリストは、誰か一人でもその命が危険にさらされるなら、どれほど心を痛めるでしょうか。

ウクライナで起こっている悲しい出来事にかかわるすべての人たちのために、続けてお祈りしたいと思います。

世界を愛で語るブログでした。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。