研究心2

こんにちは、世界を愛で語るブログです。

研究心は大切です。前回、私がいかにバナナを早く食べるかについて研究して、語り草となった話をしました。私のもう1つの研究実績に、「登り棒マイスター」の称号があります。

もはや30年ほど前の話ですが、私の通っていた男子校は、体育祭で、みんなで立てた長い竹を選抜された選手が登り、てっぺんに旗を差して降りてくる、というのをリレー形式でおこなう競技がありました。

このリレーの選抜選手は、足の速さではなく、とにかく竹を登るのが速い人が選ばれます。

そこで、私のチームでは、選抜選手は、登り棒を登る速さで決めることになっていました。

私はここでも、ただ純粋に速く登りたくて研究しました。

このときは、当時、英語のサイドリーダーの授業で聞いていた馬の走り方を参考にしました。

それまで私は、馬の並足のように両手で交互に棒をつかみながら登っていたのですが、あるときから、これを馬のギャロップ式に変えたのです。横に走るのではなく、縦に登るのですが。

上が並足、下がギャロップです。

どういうことかというと、まず、両足の裏で棒をはさみ、力強く両足で棒を蹴り上げ、その勢いで上方に両手を思い切り伸ばし、できるだけ高い地点で両手で棒をつかむと、今度は両手の腕力で思い切り、体を引き寄せ、両足で一番高いところで棒をはさみます。そしてまた蹴る。

これを2回繰り返すと、ほぼ登り棒のてっぺんまで来られることが分かりました。

この方法で、私はそれまで誰も破ったことのないてっぺんまで3秒の壁を破りました。

仲間もびっくりして、この私のギャロップ方式を研究していましたが、当時の私の軽量で腕力に卓越していたという特徴がなせるわざでもあり、真似できた人はいませんでした。

つまり、今や、私自身にも再現できない、幻の技です。なぜだろう。

研究心は大切です。体重管理も大切です。

またもやネタ回の世界を愛で語るブログでした。