日: 2020年5月31日

特別感に騙されるな

特別感に騙されるな

お庭に植えた百日草が、花を咲かせました。百日なのかどうか数えてなくて分からない、、、。

皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第56回です。

法律のことが書きたい。書きたい書きたい。

済みません、禁断症状です。許してください。今日は、景品表示法のことを好き勝手に書きます。

景品表示法というのは、何かものを買うときに、「これを買うと、今ならこれももらえる!」というおまけ(景品)についてと、「これをつければお肌がつるつるに!」というような広告文(表示)について規制する法律です。

あまり知られてませんが、メーカーに就職すると、めちゃくちゃ使う法律です。

「これを買うとこれもついてくる!」の景品は実は、買う製品の価格の20%までとか、いろいろマニアックなルールがあります。

従って、メーカーとしては、どのおまけならつけていいのか、何をつけたら消費者が買ってくれるのか、にものすごい頭を悩ませます。

さらに、値下げはこれに含まれないとか複雑さに輪をかけるルールもあり、現場は意外とカオスです。

新製品のキャンペーンの度に毎回カオスなので、そんなもんかともう慣れましたが、、、。すぐに結論が出ないパターンがたくさんあるのがこの法律の特徴です。

今日、話題にしたいのは、フィリップモリスさんの電子タバコIQOS(アイコス)。こちら、6月24日付けで、消費者庁から、課徴金納付命令を下されました。

課徴金というのは、いわば法律違反の懲罰金。今回の課徴金は、なんと、5億5274万円。景品表示法違反としては、史上最高額でした。

手口は簡単で、「○月○日までに申し込めば、○割引!」という広告で、消費者に滑り込み購買意欲を煽るもので、蓋を開けてみたら全然終わりじゃない。すぐ翌日からまた同じキャンペーンが始まる、というようなもの。

なんかよく見るような、、、でも、今回は複数のコンビニチェーンのレジのすぐ近くで行われたので、見逃してはもらえなかったのかもしれませんね。

私たち、この特別感とか、期限が迫っている、という煽りに弱いですよね。ものを売る側は、こういう心理を熟知してくるから注意が必要です。。。

特別感。惑わすもの。

今日、「富岳」がスパコン世界1位になったようです(嬉しい!)が、「富岳」は世界1位という特別感に惑わされず、本当に役に立つスパコン、ガラパゴスにならないスパコン、を目指したと開発者の方々がおっしゃってました(たぶん。)。それで2位なら仕方ない、と。

何か新しい。

私たち、一人一人はすでに特別なので、特別感に煽られるのではなく、今、本当にすべきことは何か、後ではできないことは何か。愛をもって考えたいなあ。

特別感に惑わされず、今、すべきことを愛そう

世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

遊具は愛でできている

遊具は愛でできている

緊急事態宣言が解除され、公園は少し賑わいを取り戻していました。公園のありがたみを感じます。

皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第35回です。

今日は、ひさしぶりに、娘と近所のお友達を連れて、公園遊びです。緊急事態宣言が解除されたので、注意しながらですが、ようやく実現しました。

本日は、

1. ブランコ

2. タコ滑り台(タコ山)

3. シーソー

4. ローラー滑り台

などを楽しんでいました。

娘とお友達が二人で遊ぶのを見ながら、遊具のありがたみを感じました。それと同時に、当然ですが、お金がかかるんだよね、これ。と気になりました。

果たして、こういう遊具を設置するのには、おいくらぐらいかかるのか、調べてみました。

では、問題です。

上の1.から4.のうち、いちばんお値段が張るのは、どの遊具でしょうか?

正解は、、、

2. タコ滑り台(タコ山)

です。お値段は、なんと、、、時価。。。

実は、タコ滑り台は、技術者の方による一体一体のハンドメイドなんだそうで、量産ができないため、時価。。。コンクリートだから、設置は造成工事になる、との話も。国内最高額として確認できたものは、北九州市門司区の和布刈公園のもので、なんと、4000万円!こんなにお金をかけてくれるのも、愛ですが、、、

最初にこれを作った彫刻家の方は、タコ型に作ったのではなく、芸術的なデザインを志向していたのですが、できあがりの見た目がタコっぽいから、子供たちの喜ぶタコにしてくれと言われ、子供たちのために受け入れたとか。これも愛ですね。

ちなみに、他の遊具のお値段は以下の通りです。

1. ブランコ 78万3000円(4人乗り+柵)

3. シーソー 22万円

4. ローラー滑り台 980万円(ロング30m)

※約5mで172万円、約10mで370万円で、ロング30mはかなり特別なようです。

いや、こんなお値段がかかるんですね。でも、これからはタコ山はもう増えなさそうです。やはり、コンクリート面なので、怪我の不安があるのと、技術者が少なくなっていることが原因だそうなのです。

これからは、安全面に配慮し、かつ、安価な強化プラスチックが選択される傾向になります。私たちが公園で見かける遊具も、ステンレス製や鉄製は減っていますね。

また、最新の遊具は、なんとICチップに反応して、世界中のお友達と競争できることも構想されてるとか!

そういうなかで、昔の遊具のよいところを取り入れていく努力をされているんだそうです。本当に真剣に考えて作られているんですね。

遊具は愛でできている

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