割れた画面には、最初から愛はなかった
皆さん、こんにちは。愛で世界を語るブログ、第4回です。
スマートフォンやタブレットの画面が割れている方はいらっしゃいますか。こんな風に。
割れていてもそのまま使われる方も結構いらっしゃるかと思います。
最近、これを利用した「割れ割れ詐欺」が流行っています。
どういうやり方かというと・・・
1 街中で、スマホを見ながら歩いていたら、突然人にぶつかる。
2 ぶつかってきた人がスマホを落とす。
3 「大丈夫ですか。」と声をかけると、「スマホの画面が割れてしまった。弁償しろ。」と言ってくる。
4 その場で現金の支払いを求めてくる。
といったものです。
「割れ割れ詐欺」には、様々なバリエーションがあります。
たとえば・・・
〔挟み撃ち〕
広い歩道を自転車で走っている人を狙い、詐欺師たちが挟み撃ちにする方法です。
詐欺師たちは、ターゲットになる自転車が自分たちに向かって走ってくると、2人で連れだって歩きながら、わざと歩道の真ん中を広く開けて、自転車が2人の間を通過するように誘導します。
そして、いざ自転車が通過しようとすると、突然進路を狭めてどちらかがぶつかってきます。
そして、どちらかがスマホをわざと落とし、「画面が割れた~」と言いがかりをつけてくるやり方です。
詐欺師も全員が引っかかるとは思っていません。
ただ、「もしかしたら、本当かも。」と考える良心的な人がいたら、凄んだり、泣き落としたりして一気に金をせしめるのです。
〔面接方式〕
詐欺師は、バイトの面接を装って相手を呼び出します。
そして、カフェなどで話をしている最中、詐欺師がタブレットを手渡すふりをして、相手が手を伸ばして来たらわざと落とします。
そして、「あ、画面が割れてしまった。」などと話し、「修理費用は、バイトで採用したら、バイト代から差し引きます。」などと言ってきます。
こちらは、バイトへの申込み自体は著名なサイトを経由していたりするので、社会人経験の浅い方に「本当かも」と思わせる作戦です。
「支払わないなら訴えるぞ。」「こちらは裁判費用がいくらかかっても構わない。」
などとしきりに圧力をかけてくる不埒な輩もいるようです。
念のため申し上げるなら、裁判になれば、費用もかかりますし、「ぶつかったり、落としたりする前は、画面は割れていなかったこと」を詐欺師たちが証明しなければなりません。
当然、そんなことは不可能なので、本当に訴えられることは絶対にありません。
もしこんな割れ割れ詐欺に出会ってしまったら、「本当かも。」などと考えてお金を払ってはいけません。
まず、歩きスマホはやめましょう。
詐欺師は歩きスマホしている人を狙っています。
〔挟み撃ち〕ならさっさと自転車で通り過ぎてしまえばよいです。
また、〔面接方式〕なら、周囲の大人に相談しましょう。
割れた画面には、最初から愛はなかった。
世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さってありがとうございます。