右と左の蜂蜜は、何が違うでしょうか?答えはブログの中で
皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第72回です。
昨日は、娘と一緒に、都市農業公園にて、蜂蜜作り体験を体験してきました!
マヌカハニーという主にニュージーランド産の蜂蜜も流行ってますよね。蜂蜜について、よく学びたいと思ってましたが、夢がかないました!
蜂蜜の作り方、まずは、、、
巣箱から蜂蜜のたっぷり塗り込められた板を取り出します。
この写真の四角い木の箱がミツバチの巣箱です。中は、二段構造になっていて、一階は女王蜂が子供を産む部屋。二階は働き蜂が集めてきた蜜を貯めて蜂蜜を作る部屋です。取り出すのは二階の部分。
実はこの前に煙をたいて、ミツバチをおとなしくさせています。何で煙をたくとミツバチがおとなしくなるのか?
係員さんは関西風に言えば、「山火事と勘違いしてるらしいで。知らんけど。」と説明をしてくださいました(翻訳について責任は負いかねます。)。
この板から今度は蜂蜜を取り出します。
働き蜂はとても働き者で、蜂蜜を巣穴に塗り込んでいき、完成したら、きっちり蓋をします。なので、蜂蜜を取り出すときは、逆にこの蓋をこじあけないといけません。
こんな感じで、包丁で蓋をそぎ落としていきます。
、、、というのは昔の方法で、今はコロコロみたいな道具で簡単に蓋に穴を開けていくそうです。
文明の利器、コロコロちゃん(本名不明)。
こうして蓋をこじあけたこの巣箱の二階部分に当たる板を、遠心分離機にかけて蜂蜜を取り出します。
「遠心分離機」。文字にするとめっちゃ科学的な感じですが、
こんな感じの割りと親近感のあるドラム缶スタイルです。色あいも、おさるのジョージに出てきそうだ。
手動でぐるぐる回してると、中で固定された板についた蜂蜜が、遠心力でとばされて、ドラム缶の内側の壁につき、それが流れて集まり、下の蛇口から出てきます。
出てきた蜂蜜を、ザルで濾して不純物を除いて完成!この感じもおさるのジョージっぽい!そして、意外にあっさりできました!ここまで40-50分です。
できあがった蜂蜜が、こちら!
おおお、人生初の手作り蜂蜜!本当におさるのジョージがリンゴジュースを作る時のようだ!(我が家はジョージ推しです。)
係員の人は、ミツバチ愛があまりに深く、様々な説明をしてくださいました。
全部聞いていて楽しかったのですが、いくつかなるほどな~と思ったことを取り上げますと、、、
1. 蜂蜜を作るミツバチは、日本では大きく2種類だけ。
その2種類とは、ニホンミツバチとセイヨウミツバチです。
でも、流通している蜂蜜は、ほとんどがセイヨウミツバチが集めたものなんだそうです。なぜでしょうか?
それは、、、「ニホンミツバチは、野生だから。」とのこと。ニホンミツバチは、人間の作った環境に、少しでも気に入らないところがあると、野生に帰ってしまうそうです。
その点、セイヨウミツバチは、人間が長い年月品質改良してきたので、環境が多少悪くても、耐性があり、勝手に出ていくことはないそう。
なので、養蜂家としては、出ていくリスクの少ないセイヨウミツバチを選ぶんだとか。
色々な考え方があり得ますが、係員さんは、人間との共生を実現し、世界中で愛され、繁栄しているとして、セイヨウミツバチ推しでした。
実は、ニホンミツバチは、外敵であるスズメバチを集団で倒す蜂球という必殺技を持っていたり、基本野生なので生態系を壊さないといういいところもあります。
ただ、人間目線で見ると、とにかく出ていかれたら何にもならないんですよね、、、。やはり、セイヨウミツバチが愛されるのには理由があるのですね。
2. 蜂蜜の種類は、ミツバチの種類ではなく、花の種類で決まる。
蜂蜜には、マヌカハニー、アカシア、レンゲ、百花蜜など様々な種類があります。
これは、ミツバチが集めてきた花の蜜の種類で決まります。
たとえば、マヌカハニーは、マヌカという花から集めた蜜でできている。アカシア、レンゲはそれぞれその花から。百花蜜は、花の種類は選びません、という意味です。
したがって、百花蜜は、季節ごとに味にばらつきがあり、味の違いを楽しむのが蜂蜜通の楽しみかた。口の中で唾液と混ぜて体温に近づけると、蜂の巣箱の中の温度に近くなり、香りが芳醇になるそうです。
冒頭の写真も、どちらも百花蜜で同じ商品ですが、左の濃い方が夏の花の蜜、右の薄いのは春の花の蜜で、食べ比べてみると、春の柔らかい甘さに対し、夏は少し酸味があり、力強いのど越しです(ビール会社かい)。
マヌカハニーは、マヌカという花の蜜を集めたものですが、養蜂家でも間違えるほどマヌカに似ているカヌカという花もあるそうです。
名前も見た目も似ているが、カヌカハニーには、マヌカハニーのような効能は全くないそうです。偽物はどこにでもいる、、、。
つまるところ、セイヨウミツバチ×マヌカの花を人間との共生で実現してできた傑作がマヌカハニーなんですね。
というわけで、
共に生きれば愛の結晶、傑作品
世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。