軒(のき)を貸して母屋(おもや)を取られる
【軒を貸して母屋を取られる】
①一部を貸したために、やがて全部を、あるいは重要な部分を奪われる。
②やさしくしてやった者から恩を仇で返される。
(大辞林 第三版)
こんにちは、世界を愛で語るブログ、第49回です。
最近、家族が増えた我が家ですが、改めて、「赤ちゃんは最強である。」を実感しています。
それは、昔々のこと、娘が幼稚園の頃、我が家は2LDKのマンションに住んでいました。
その中は、リビング(LDK)がダントツで広く、一部屋が寝室、もう一部屋は納戸(荷物部屋)になっていました。
まだ幼稚園児の娘は、リビングを「たたん(娘のこと)部屋」、寝室を「ママ部屋」、納戸を「パパ部屋」と指定し、厳然たる家庭内ヒエラルキーを(勝手に)確立しました。
※なお、娘の名前にはどこにも、「た」も「ん」もつきません、、、。
したがって、私と妻氏は、娘の部屋をお借りしてリビングで生活していたのでした、、、。そして、こうつぶやいたのです。軒を貸して母屋を取られた、と。
さて、ところ変わって、一軒家に引っ越した今は、小学生になった娘は自分の部屋を2階に確保し、リビングはついに、みんなで使うリビングという、愛と平和と平等の世界を実現したのでした(ヒエラルキーが瓦解したかは定かではない。)。母屋が返ってきた!
ところが、、、
赤ちゃんピリーちゃんがやって来て、住みかをリビングの一角に陣取ると、様相が、変わりました汗汗。
なんと、ピリーちゃん、食事をよこせとけたたましく鳴くだけでなく、妻氏や私がリビングでくつろごうとすると、
ピーピーピー(かなりの大音量)
とアラートを出します。もしかして、リビングは、ピリーちゃん部屋?に?何度か試してみましたが、どうやらそれっぽい。。。
一緒に使おう、といっても赤ちゃんには通じません。それは娘のときに体験済み。ここは認めてあげるしかないか、、、。
やはり、ペットは飼い主に似るのか。似た者同士惹かれ合うのか。
妻氏と2人で、またもや、軒を貸して母屋を取られた、とうなだれたのでした。
いや、まあ、つまり、楽しいんですけどね、家族だから。やっぱり赤ちゃんはかわいい。何でも許せてしまう。
母屋をもとらせてあげる愛
世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。