特別感、優越感の罠
皆様、こんにちは。世界を愛で語るブログ、第56回です。
法律のことが書きたい。書きたい書きたい。禁断症状です。済みません、今日は許してください、、、。
景品表示法という法律のことを書きます!
景品表示法は、おおまかにいうと、「今、これを買うと、おまけでこれがついてくる!」という時のおまけ(景品)についてと、「これを使えばお肌がつるつるになります!」というような広告文(表示)について規制する法律です。
この景品の方の規制は、かなりマニアックです。「必ずもらえる!」という景品は、販売する製品の価格の20%までというルールに始まり、様々な特殊ルールが絡み合い、規制のジャングルの様相を呈しています。
たとえば、お店に入った人は必ずもらえる、という景品の場合は製品の価格は100円とするとか、謎ルールもたくさんあります。
一度、足を踏み入れれば、値引きするとどうなるの?ポイントはどうなるの?ネットのゲームの特別アイテムとかは?などと、一気にカオスな世界に引き込まれます。
なので、メーカーに勤務するとこのカオスな状況に新製品の発売の度に巡り会える幸せがあります。
さて、後段の広告文の表示は、いわゆる「誇大広告」がこれに該当します。全然効能がないのに、「お肌がきれいになります。」っていってみたり、そういうものです。
今月24日には、有名なタバコ会社が、消費者庁から、なんと約5億2000万円の課徴金(懲罰金)を支払うよう命じられました。
こちらは、電子タバコを「今なら○円引き!○月○日まで!」と期間限定をうたいながら、期間が終わると、また翌日から同じようなキャンペーンをしていたというもの。
なんだかよく見かけるような気もしますが、複数の大手コンビニで大々的にレジ横で売ったりしてたものですから、目をつけられたのかもしれません。
それにしても、私たちはこういう、「今ならもらえる!」「期間限定」という言葉に弱いですよね。。。そこを分かってつけこむ輩が多いので、こういう法律ができるのですが、なんというか、その言葉が持つ
特別感、優越感
に惑わされます。
先日、スパコンの富岳が世界1位を獲得したという嬉しいニュースもありましたが、富岳の開発者たちは、世界1位という特別感や優越感に酔いしれるのではなく、本当に人々の役に立つスパコンの開発を目指し、その結果が2位でも仕方ない、と思って取り組まれていたそうです(要約、たぶんそんな感じ。)。
スパコンは、世界1位のためにあるのではなく、人々の役に立つためにある、その目的を忘れなかった(からこその1位なのだと思いますが)。
神様から見たら、私たち一人一人は最初から特別です。なので、特別感や優越感を得るために生きる必要もがんばる必要もありません!
ただ、私たちの願うことをなすために、愛する人たちのために、今日も頑張りましょう!
最初から特別な愛
世界を愛で語るブログでした。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。